射撃について
松の木山に銃声がいくつもとどろいた
山の上に赤い旗がうごかない雲を待っている
銃声が止むと ごとんごとんと六段返しみたいに的が回転する
おれの弾(たま)は調子づいたとみえて うつたびに景気のいい旗が上った
おれの眼玉は白雲ばかり見ていた
君に届けこの詩
松の木山に銃声がいくつもとどろいた
山の上に赤い旗がうごかない雲を待っている
銃声が止むと ごとんごとんと六段返しみたいに的が回転する
おれの弾(たま)は調子づいたとみえて うつたびに景気のいい旗が上った
おれの眼玉は白雲ばかり見ていた