伊勢市の中高生へ
「竹内浩三の記念碑」に刻むことばを選んで推薦してください
竹内浩三生誕100年記念事業では、竹内浩三が青春を過ごした旧宇治山田中学校跡地に、記念碑を建てる予定です。そこは公園になっていて、浩三の大先輩である有名な映画監督・小津安二郎の碑も建っています。
〇対象 伊勢市内の中学校の生徒・竹内浩三の母校である宇治山田高校の生徒
※ 各学校で選考してもらい、このホームページでは受け付けしません。
〇期間 7月上旬~7月20日
〇最終選考 中学生・高校生の選考を参考にして、竹内浩三生誕100年記念事業実行委員会において表記方法も含めて最終選考を行い、8月に結果をこのホームぺージ上で発表します。
〇決定したことばを選んでくれた人(団体)に抽選で竹内浩三の詩集を進呈します。
〇記念碑の完成と除幕式 11月上旬予定
※記念碑もめぐる「竹内浩三ゆかりの地めぐり」 を11月13日(土)or14日(日)に予定しています。
石碑に刻む「ことば」を、次の5つの候補から選んで推薦してください。
①詩「五月のように」 最終連
→詩の全文はこちら
青空のように
五月のように
みんなが
みんなで
愉快に生きよう
②詩「よく生きてきたと思う」 第1~2連
→詩の全文はこちら
よく生きてきたと思う
よく生かしてくれたと思う
ボクのような人間を
よく生かしてくれたと思う
きびしい世の中で
あまえさしてくれない世の中で
よわむしのボクが
とにかく生きてきた
③詩「鈍走記」 第1連
→詩の全文はこちら
生まれてきたから、死ぬまで生きてやるのだ。
ただそれだけだ。
④謹慎日記 12月8日
→この日の日記全文はこちら
だんだん卒業の日は近づく。もうあと三月あるかなし。山中ともさらばじゃ。
あゝ、山中。オレの山中に於ける生活は、おもしろいものであった。幸福だった。生活であった。おもしろかった。長かった。
⑤「北方の蜂」第二号 昭和十四年三月記 あとがき
→あとがきの全文はこちら
僕達はみんな若いんだ。空はどこまでも青い。
前に広い広い野がひろがっているんだ。
仲間が、「北方の蜂」の仲間が、しっかりと肩くんで、胸をはって、「前へ!オイ」だ。
大股にぐんぐん歩いて行くんだ。(デルタ生記)
一人がけつまずいても、肩組んでいるからひっくりかえらない。
どこまでも、どこまでも前進。
僕達は若いんだ。